令和7年2月19日に発表された月例経済報告(令和7年2月)について、解説します。

令和7年2月の月例経済報告について、解説します。
月例経済報告については、こちらで説明しておりますので、よければご参照下さい。
1.令和7年2月分について
(1)主要な項目
主要な項目を、令和7年1月、令和7年2月について、以下掲載します。
令和7年1月 | 令和7年2月 | |
基調判断 | 一部に足踏みが残るものの、緩やかに回復している | 一部に足踏みが残るものの、緩やかに回復している |
個人消費 | 一部に足踏みが残るものの、持ち直しの動きがみられる | 一部に足踏みが残るものの、持ち直しの動きがみられる |
設備投資 | 持ち直しの動きがみられる | 持ち直しの動きがみられる |
住宅建設 | おおむね横ばいとなっている | おおむね横ばいとなっている |
企業収益 | 総じてみれば改善しているが、そのテンポは緩やかになっている | 総じてみれば改善しているが、そのテンポは緩やかになっている |
企業の業況判断 | 改善している | 改善している |
雇用情勢 | 改善の動きがみられる | 改善の動きがみられる |
消費者物価 | 上昇している | 上昇している |
先月から、変化はありません。
上記で取り上げていない、輸出と輸入について変化がありましたので、以下、これらについて詳しくみていきます。

(2)輸出
令和7年(2025年)1月と2月の詳細を、以下記載します。
令和7年1月 | 令和7年2月 |
おおむね横ばいとなっている | このところ持ち直しの動きがみられる |
輸出は、おおむね横ばいとなっている。 地域別にみると、アジア、アメリカ、EU及びその他地域向けの輸出は、おおむね横ばいとなっている。 先行きについては、海外経済の持ち直しが続く中で、持ち直していくことが期待される。 ただし、海外景気の下振れリスクに留意する必要がある。 | 輸出は、このところ持ち直しの動きがみられる。 地域別にみると、アジア向けの輸出は、このところ持ち直しの動きがみられる。 アメリカ、EU及びその他地域向けの輸出は、おおむね横ばいとなっている。 先行きについては、海外経済の持ち直しが続く中で、持ち直していくことが期待される。 ただし、海外景気の下振れリスクに留意する必要がある。 |
令和7年(2025年)1月の横ばいから、持ち直しに変化しています。
詳しくみますと、アジア向けの輸出が持ち直しています。
アメリカ、EU向けは、前月と同様です。
(3)輸入
次に、輸入になります。
令和7年1月 | 令和7年2月 |
このところ持ち直しの動きがみられる | おおむね横ばいとなっている |
輸入は、このところ持ち直しの動きがみられる。 地域別にみると、アジアからの輸入は、このところ持ち直しの動きがみられる。 アメリカ及びEUからの輸入は、おおむね横ばいとなっている。 先行きについては、持ち直しに向かうことが期待される。 | 輸入は、おおむね横ばいとなっている。 地域別にみると、アジア、アメリカ及びEUからの輸入は、おおむね横ばいとなっている。 先行きについては、持ち直しに向かうことが期待される。 |
こちらは、先の輸出の反対になっていますね。
持ち直しの動きがあったアジアからの輸入が、おおむね横ばいとなっています。

2.先行きについて
先行きについては、以下のとおりです。
令和7年1月 | 令和7年2月 |
先行きについては、雇用・所得環境が改善する下で、各種政策の効果もあって、 緩やかな回復が続くことが期待される。 ただし、欧米における高い金利水準の継 続や中国における不動産市場の停滞の継続に伴う影響など、海外景気の下振れが 我が国の景気を下押しするリスクとなっている。 また、物価上昇、アメリカの政策動向、中東地域をめぐる情勢、金融資本市場の変動等の影響に十分注意する必要がある。 | 先行きについては、雇用・所得環境が改善する下で、各種政策の効果もあって、 緩やかな回復が続くことが期待される。 ただし、欧米における高い金利水準の継 続や中国における不動産市場の停滞の継続に伴う影響など、海外景気の下振れが 我が国の景気を下押しするリスクとなっている。 また、物価上昇、通商政策などアメリカの政策動向、中東地域をめぐる情勢、金融資本市場の変動等の影響に十分注意する必要がある。 |
先月とほぼ同内容となっています。
アメリカの政策動向に、通商政策が加わっています。

3.まとめ
アメリカの通商政策(トランプ関税)には、注意が必要ですね。
令和7年3月分につきましても、近く、解説したいと思います。