金利と為替が経済に与える影響について 令和6年9月(2024年9月)まで

金利と為替が経済に与える影響について 令和6年9月(2024年9月)まで

日経平均、金利(10年物国債利回り)、ドル円の推移について、令和6年9月(2024年9月)まで、まとめましたので、以下解説していきます。

1.日経平均と長期金利(10年物国債利回り)

日経平均、長期金利ともに、長期的なトレンドとして、上昇傾向で推移してきましたが、R6年8月(2024年8月)初めの急落、その後の回復局面においても、同傾向で推移しています。

 

ここ1年間の推移を、少し詳しく見たいと思います。

トレンドとして、3つの部分に分けられるのは、先月と同様です。

  • 令和5年10月(2023年10月)から令和5年12月(2023年12月)までの期間は、長期金利が上昇傾向にあるのに対し、日経平均は低迷しています。
  • 令和6年1月(2024年1月)から令和6年5月(2024年5月)までの期間は、先の逆となっています。
  • 令和6年6月(2024年6月)以降は、日経平均、長期金利ともに、ほぼ同様の推移を示しており、令和6年8月(2024年8月)初めの急落時も、ともに急落し、その後の回復局面もほぼ同様となっています。
  • 急落後、回復はしていますが、両者ともに、令和6年5月(2024年5月)時点の水準に留まっています。

直近のトレンドとしては、回復後、やや上下動はありますが、ほぼレンジの範囲内で推移しており、日経平均、長期金利ともに、横ばい傾向で推移していることが伺えます。

 

2.ドル円と長期金利(10年物国債利回り)

ドル円、長期金利については、令和5年5月(2023年5月)から令和5年8月(2023年8月)の期間を除くと、ほぼ同様の傾向で推移しています。

ここ1年間の推移も、ドル円、長期金利ともに、傾向としては、ほぼ同様となっています。

異なるのは、令和6年8月(2024年8月)初めの急落後の回復局面です。

長期金利は、回復し、令和6年5月(2024年5月)の水準を保っているのに対し、ドル円は、当初、回復トレンドもうかがえましたが、その後、再度、円高方向に触れています。

なお、現在、記載している時点(令和6年10月9日)において、ドル円は、円安方向で推移し、約148円となっており、令和6年3月(2024年3月)から令和6年4月(2024年4月)の水準となっています。

3.日経平均とドル円の推移

全体的な傾向としては、日経平均は上昇傾向、ドル円は円安方向で推移し、令和6年8月初めの急落局面を経ての、その後の回復局面と、ほぼ同傾向で推移しています。

ここ1年の推移を、少し詳しくみます。

先の日経平均、長期金利と同様に、トレンドとして、3つの部分に分けられます。

  • 令和5年10月(2023年10月)から令和5年12月(2023年12月)までの期間は、ドル円が円安傾向にあるのに対し、日経平均は低迷しています。
  • 令和6年1月(2024年1月)から令和6年5月(2024年5月)までの期間は、先の逆となっています。
  • 令和6年6月(2024年6月)以降は、日経平均、長期金利ともに、ほぼ同様の推移を示しており、令和6年8月(2024年8月)初めの急落時も、ともに急落し、その後の回復局面もほぼ同様となっています。
  • 急落後、両者ともに、回復はしていますが、ドル円は、再度、円高方向に触れています。ドル円は、直近では、再度、円安方向になっていることは、先に触れました。

4.まとめ

最後に、令和5年1月(2023年1月)を100とした時の、日経平均、長期金利、ドル円の推移は次のとおりです。

日経平均、ドル円の変動に比較して、長期金利の変動はとても大きくなっています。

ここ1年間の推移においても同様です。

日経平均、長期金利の推移で、触れましたが、令和6年8月(2024年8月)の急落後の回復局面を経て、日経平均、長期金利は、変動はありますが、ほぼレンジ内で推移しており、概ね横ばい傾向と見て取れるのに対し、ドル円は、緩やかながらも、円高方向で推移していることが読み取れます。

近日中に、直近のデータをフォローしまして、再度、本ブログにて紹介したいと思っております。

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