金利と為替が経済に与える影響について 令和6年8月(2024年8月)まで
先月に引き続き、日経平均、金利(10年物国債利回り)、ドル円の推移について、まとめていきます。
1.日経平均と長期金利(10年物国債利回り)
長期金利は、上昇局面と下落局面が顕著ですが、長期的なトレンドとしては、日経平均と同様に、R6年8月初めの急落時までは、上昇傾向で推移してきました。
R6年8月初めの急落時も、日経平均と長期金利は、ともに大幅下落しています。
もう少し詳しくみます。ここ1年間の推移になります。
トレンドとして、大まかに、3つの部分に分けられます。
令和5年9月(2023年9月)から令和5年12月(2023年12月)までの期間は、長期金利が上昇傾向にあるのに対し、日経平均は低迷しています。
令和6年1月(2024年1月)から令和6年5月(2024年5月)までの期間は、先の逆となっています。
令和6年6月(2024年6月)以降は、日経平均、長期金利ともに、ほぼ同様の推移を示しており、令和6年8月(2024年8月)初めの急落時も、ともに急落し、その後の回復局面もほぼ同様となっています。
急落後、回復はしていますが、両者ともに、令和6年5月(2024年5月)時点の水準に留まっています。
2.ドル円と長期金利(10年物国債利回り)
ドル円、長期金利ともに、ほぼ同様の傾向で推移しています。
ここ1年間の推移も、同傾向となっています。
異なるのは、令和6年8月(2024年8月)初めの急落後の回復局面です。
長期金利は、回復しているのに対し、ドル円は回復トレンドにあった時期もありますが、その後、再度、円高方向に推移しています。
3.日経平均とドル円の推移
全体的な傾向としては、日経平均と長期金利と同様になっていることが見てとれます。
ここ1年の推移も、日経平均と長期金利の推移と同トレンドになっています。
注目すべきは、先と同様に、3つの部分に分けられることです。
ですが、令和6年8月(2024年8月)初めの急落以降の回復局面において、日経平均は、急落前の水準を回復してはいないものの、回復傾向を示しているの対し、ドル円は、円高水準を維持しています。
4.まとめ
令和5年1月(2023年1月)を100とした時の、推移は次のとおりです。
日経平均、ドル円の変動に比較して、長期金利の変動はとても大きくなっています。
ここ1年間の推移においても同様です。
近日中に、直近のデータをフォローしまして、再度、ブログとして紹介したいと思っております。