令和6年8月29日に発表された月例経済報告(令和6年8月)について、解説します。
令和6年8月の月例経済報告について、解説します。
月例経済報告については、こちらで説明しておりますので、よければご参照下さい。
1.令和6年7月分について
主要な項目を、令和6年7月、令和6年8月について、以下掲載します。
今月は、回復基調が顕著となっています。
まず、基調判断ですが、7月時点では「足踏みもみられる」とあったのが、8月時点では「一部に足踏みが残る」となっています。
経済の回復基調がより強くなったことが伺えます。
次に、個人消費です。
基調判断と、ほぼ同様の書き振りとなっていますが、7月の「足踏み」が、8月では「一部に足踏み」となり、個人消費が持ち直していることが分かります。
もう少し詳しくみます。
消費者動向指数(CTI)と商業動態統計では、前月よりも数値が悪化しているものの、それ以外は、前月よりも改善しているものが多いです。
住宅建設については、詳しく見ます。
弱含みから、横ばいと変化していますが、持家の持ち直しが、主な要因と推察されます。
2.先行きについて
先行きについては、以下のとおりです。
7月と8月とで、相違はありません。
3.まとめ
先月と比較しますと、経済の好転が伺えますが、8月初めには、円高が進み、その後回復しましたが、日経平均は大暴落しており、今後しばらくは、不安定な状態で推移しそうです。
令和6年9月分が発表されましたら、また、解説致します。