山形市の地価動向 -山形市の特徴について触れながら、地価動向も合わせて解説致します。

山形市の地価動向 -山形市の特徴について触れながら、地価動向も合わせて解説致します。

先日、出張で山形市に行って来ました。

山形市について、地価動向も合わせて解説します。

1.山形市について

山形市は、山形県の県庁所在地です。その玄関口は山形駅です。東京から山形新幹線で、約2時間50分です。

山形市は古くからの歴史を感じさせるエリアで、武家屋敷や古い町並みが残る一方で、モダンなビルも立ち並ぶ現代的な都市でもあります。山形城はその象徴であり、歴史的な背景や美しい庭園が訪れる人々を魅了しています。

山形市は四季折々の美しい自然が広がります。山形と云えば、樹氷で有名な蔵王ですね。

山形市は米どころとして知られ、新鮮で美味しい食材が豊富に揃います。特に山形牛や庄内地鶏は高い評価を受け、地元の食材を活かした料理が楽しめるレストランや市場も多く存在します。また、日本酒の名産地としても有名であり、地元の酒蔵で試飲や見学ができます。

他にも、芋煮、さくらんぼやラフランスも有名です。

山形市の人口は、約24万人です(山形市のホームページ)。東京都区部ですと、文京区、渋谷区と同じぐらいです。

面積は、約382平方キロメートルで、東京都区部(約630平方キロメートル)の半分ぐらいです。

2.山形市の地価動向

次に、山形市の地価動向について、解説します。

グラフは変動率を示しており、住宅地、商業地、工業地の順で、上段が地価調査、下段が地価公示となっています。地価調査は、7月1日時点、地価公示は、1月1日時点です。先月、令和5年地価調査が発表されましたので、地価調査が現時点での直近のデータとなります。

令和5年地価調査の概要については、こちらで解説していますので、ご参照下さい。

地価調査、地価公示ともに、ほぼ同様の推移を示していることが伺えます。

(1)住宅地

山形市は、全国、山形県よりも大幅に高い変動率が推移しています。

令和3年以降、全国及び山形県は、回復傾向にあるのに対し、山形市は、下落傾向で推移しているのは気になるところです。

(3)商業地

商業地になると、住宅地とは別の傾向が読み取れます。

山形市の商業地は、山形県よりも高い上昇率で推移してきましたが、全国よりは低い水準に留まっています。

一方で、令和2年以降の新型コロナウイルス感染症の影響は、山形県も同様ですが、全国と比較して軽微な水準に留まっています。

(3)工業地

工業地は、全国、山形県、山形市ともに、ほぼ同様の傾向で推移しています。

山形市は、山形県よりも変動率は高くなっていますが、全国よりは、低くなっています。

3.まとめ

住宅地については、全国的に回復傾向にあるなか、山形市の上昇幅が減少しているのが、気になるところです。

商業地については、山形市は、新型コロナウイルス感染症の影響は軽微だったことが伺えます。

更新の機会がありましたら、上記について、再度分析出来たらと思います。

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