北千住駅東口再開発について、北千住駅についても説明しながら、解説します。
北千住駅は、御存知でしょうか。東京にお住まいの方でも、西部の方にお住まいの方は、名前は知っていても、行ったことはない、という方も多いのではないでしょうか。
まず、北千住駅について、簡単に触れまして、その後、北千住駅東口再開発について、説明致します。
1.北千住駅について
北千住駅は、東京都足立区に位置します。
北千住は、古くは、日光街道の宿場町と栄え、現在も宿場町通りなどに、その面影を感じることが出来ます。明治時代になると鉄道の発展に伴い、北千住駅の商業地としての発展が始まりました。
北千住駅は、JR常磐線や東京メトロ千代田線、東武スカイツリーライン、つくばエクスプレス(TX)が乗り入れており、都心へのアクセスが非常に便利です。
北千住駅は、JR東日本において、1日平均乗車人員は、183,824人となっており、10位となっています。参考に9位は秋葉原駅で190,506人、11位は川崎駅で175,876人となっています。
北千住駅は、足立区で最も繁華性の高い商業地で、北千住駅西口には、丸井、ルミネの大型商業施設がある一方で、下町情緒の残る街並みも有しています。
足立区の地価公示における最高価格地点は、勿論北千住です。参考までに、足立区商業地の最高価格地点である公示地足立5-1は、令和5年(2023年)1月の時点で、3,640,000円/㎡、年率で8.0%の上昇となっています。
下記は、足立区商業地と5-1の過去10年間の変動率推移です。
公示5-1の変動率は、足立区商業よりも大幅に高い水準になっています。
また、コロナ禍において、足立区商業は、令和3年に若干のマイナスとなっていますが、公示5-1はプラスを維持しています。
2.北千住駅東口再開発について
北千住と云えば、先にも触れましたが、丸井やルミネのある西口方面の方が、繁華性が高い為、注目されることが多いように思います。
ですが、東口もここ20年来で、だいぶ様変わりしました。
現在の姿を目にすると、想像もつかないかもしれませんが、現在の東口の駅前広場及び東京電機大学の場所には、且つて、JTの社宅がありました。
JTの社宅跡地に、2012年(平成24年)に現在の駅前広場が整備され、東京電機大学が進出しました。
足立区のホームページ この場所に、かつてJT社宅がありました。
再開発の構想があるエリアは、現時点ではまちづくり構想に留まっていますが、2つの再開発準備組合が設立され、再開発に向けた動きがあります。
構想のあるエリアは、下図のとおりです。
足立区のホームページ
先程、2つの再開発準備組合と云いましたが、上図ですと、北街区と記載があるエリアと、記載はありませんが、点線で囲まれたエリア(南街区)のそれぞれに再開発準備組合があります。
上手に赤の点線で囲まれていますが、駅前道路の拡幅が、最大のテーマのようですね。
足立区のホームページ 駅前通りの現在の幅員は約7mです。
なお、拡幅予定部分は、現在都市計画道路(計画決定)に指定されています。
北街区においては、下図のような再開発計画案が示されています。
- 敷地面積 約5,350㎡
- 建物高さ 約100m(27階建)
- 用途 住宅、商業、子育て支援施設、駐車場等
先日、再開発エリアを見てきましたが、再開発に反対の方達もいるようです。
新しい動きがありましたら、更新していきたいと思います。
同じ足立区内の西新井西口周辺地区地区計画についても、まとめておりますので、よければそちらも参考にして下さい。